1999年。
それは、愛犬コロがなくなって約2年ぐらい経った時のことでした。
実家の庭にひょっこりと現れた小さな小さな白黒の子猫。
父は幼少期に飼っていた鳥をネコに襲われ・・・
「猫は魔物だ」と言い続けていた人でした。
しかし、この小さな子猫の訪問前に、偶然にも友人から「猫のすばらしさ」を聞く機会があり・・・
(猫も可愛いもんだな・・・)と思い始めていたそうです。
その父の「改心(笑)」を待っていたかのように・・・
ひょっこりと現れたのが、この小さな小さな白黒ネコの「タマ」でした。
周りに親猫はいるのだろうか?
他に兄弟はいるのだろうか?
と探しましたが・・・どうやらポツンとこの子だけ。
なんだかとてもか弱く、無力に見えるこの子猫ちゃんを放っておくことができず・・・
庭にずっと座って・・・この子猫ちゃんが近づくのを待ちました。
ようやく慣れてきて、私の膝に乗るようになったとき・・・
後ろから突然、「うちで面倒を見てあげよう、これも何かのご縁だ」といった父の言葉は
今でもはっきりと思い出されます。
それから、タマは両親にとっての三女として可愛がられてきました。
私も姉も翌年には、次々とお嫁に行ってしまったので・・・
ちょっと寂しくなった両親の癒しの存在となったタマでした。
シャイな性格で、私たちが時おり実家を訪れると、コソコソっと姿を隠してしまいました。
それでも、長男を出産時、実家にしばらくいたときは・・・
夜泣きがひどい長男を抱いて、真夜中の真っ暗な家の中をウロウロ歩く私の足元にすりよって
「頑張れよ~」とでも言うかのように、ずっとそばに居てくれました。
そんなタマが昨年夏、食事を全く取らなくなり・・・
両親は毎日、病院へ連れて行き、点滴を受けさせました。
懸命なお世話の甲斐もあって、タマはなんとか食欲を取り戻し、
頑張って生きてくれました。
しかし、昨日、3月9日午前1時、とうとう虹の橋を渡っていってしまいました。
亡くなる数時間前、トイレに行こうとして倒れてしまったそうです。
それから母に2時間ほど撫でてもらい・・・その後息を引き取ったそうです。
この写真は亡くなる数日前のものです。
何故か、このヒョウ柄のフリース毛布が好きで・・・
いつもこの上にいました。
迷子の猫ちゃんを預けて数日・・・
両親を居候中の猫ちゃんに託すように・・・
タマは逝ってしまいました。
でも・・・ご縁とは不思議なもので・・・
この迷子の猫ちゃんの存在に、両親はとても助けられているようです。
タマが居なくなったのが、分かるかのように・・・
もうすっかり母に甘えています。
その温かい存在が・・・
両親の寂しさを、ほんの少し拭ってくれているような気がします。
20歳まで生きる猫ちゃんもいると聞いては、「タマもそのぐらい生きるかも知れない!」
とみんなで期待していましたが・・・16歳で逝ってしまいました。
でも・・・大往生です。幸せだったと思います。
食が細くなってしまったので、あちらでは・・・「いっぱい食べて太って待っててね。」
と言いたいです。
イヌもネコも・・・人間よりもとっても、とっても早いスピードで年老いていってしまいます。
それでも可愛い家族の最後を看取れるのは、飼い主として幸せなことだとも思います。
今日、タマちゃんは荼毘に付されます。
今日はお天気です。その煙も天高く高く上がってくれることだと思います。
タマちゃん!また会おうね!
それは、愛犬コロがなくなって約2年ぐらい経った時のことでした。
実家の庭にひょっこりと現れた小さな小さな白黒の子猫。
父は幼少期に飼っていた鳥をネコに襲われ・・・
「猫は魔物だ」と言い続けていた人でした。
しかし、この小さな子猫の訪問前に、偶然にも友人から「猫のすばらしさ」を聞く機会があり・・・
(猫も可愛いもんだな・・・)と思い始めていたそうです。
その父の「改心(笑)」を待っていたかのように・・・
ひょっこりと現れたのが、この小さな小さな白黒ネコの「タマ」でした。
周りに親猫はいるのだろうか?
他に兄弟はいるのだろうか?
と探しましたが・・・どうやらポツンとこの子だけ。
なんだかとてもか弱く、無力に見えるこの子猫ちゃんを放っておくことができず・・・
庭にずっと座って・・・この子猫ちゃんが近づくのを待ちました。
ようやく慣れてきて、私の膝に乗るようになったとき・・・
後ろから突然、「うちで面倒を見てあげよう、これも何かのご縁だ」といった父の言葉は
今でもはっきりと思い出されます。
それから、タマは両親にとっての三女として可愛がられてきました。
私も姉も翌年には、次々とお嫁に行ってしまったので・・・
ちょっと寂しくなった両親の癒しの存在となったタマでした。
シャイな性格で、私たちが時おり実家を訪れると、コソコソっと姿を隠してしまいました。
それでも、長男を出産時、実家にしばらくいたときは・・・
夜泣きがひどい長男を抱いて、真夜中の真っ暗な家の中をウロウロ歩く私の足元にすりよって
「頑張れよ~」とでも言うかのように、ずっとそばに居てくれました。
そんなタマが昨年夏、食事を全く取らなくなり・・・
両親は毎日、病院へ連れて行き、点滴を受けさせました。
懸命なお世話の甲斐もあって、タマはなんとか食欲を取り戻し、
頑張って生きてくれました。
しかし、昨日、3月9日午前1時、とうとう虹の橋を渡っていってしまいました。
亡くなる数時間前、トイレに行こうとして倒れてしまったそうです。
それから母に2時間ほど撫でてもらい・・・その後息を引き取ったそうです。
この写真は亡くなる数日前のものです。
何故か、このヒョウ柄のフリース毛布が好きで・・・
いつもこの上にいました。
迷子の猫ちゃんを預けて数日・・・
両親を居候中の猫ちゃんに託すように・・・
タマは逝ってしまいました。
でも・・・ご縁とは不思議なもので・・・
この迷子の猫ちゃんの存在に、両親はとても助けられているようです。
タマが居なくなったのが、分かるかのように・・・
もうすっかり母に甘えています。
その温かい存在が・・・
両親の寂しさを、ほんの少し拭ってくれているような気がします。
20歳まで生きる猫ちゃんもいると聞いては、「タマもそのぐらい生きるかも知れない!」
とみんなで期待していましたが・・・16歳で逝ってしまいました。
でも・・・大往生です。幸せだったと思います。
食が細くなってしまったので、あちらでは・・・「いっぱい食べて太って待っててね。」
と言いたいです。
イヌもネコも・・・人間よりもとっても、とっても早いスピードで年老いていってしまいます。
それでも可愛い家族の最後を看取れるのは、飼い主として幸せなことだとも思います。
今日、タマちゃんは荼毘に付されます。
今日はお天気です。その煙も天高く高く上がってくれることだと思います。
タマちゃん!また会おうね!
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